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2016/12/12 高架下商店街、自転車、更地、古着屋、トイレ、蕎麦屋、鉱石、銭湯

こんな夢をみた。

一人でゴミゴミとした商店街を歩いている。線路か高架下の商店街のようで、幅は狭く、天井は低い。

テナントは刃物屋、古着屋など、古臭い商店街にありがちなものばかり。
新聞を読み、タバコをすいながら店番をしているオヤジなど、似たり寄ったりな光景。

これに道路が横切り、商店街が途切れるところまで至り、商店街の隘路を抜けようとしたところ、自転車があらわれ、オレの脇w強引にすり抜けて商店街に入ろうとした。

「アブネージャネーカ!」と、一気にこれに腹を立てて、手を出して自転車を阻止する。

声に驚いたのか、自転車に乗っていたヤツはどこかへ走って逃げた。

自分の手には自転車が残る。

ムシャクシャしてどこかに放置しようと思うが、商店街の入り口なので、邪魔にならないところまでひきずろうと、高架下から抜け出る。

上を通っていたのが線路なのか幹線道路なのかはわからないが、雑草の生えた、荒れた更地の多い場所を歩いていた。

どこかに自転車を放置せねばと思うが、なんだかそのまま歩いている。

ときどきブルーシートの張りめぐらされた得体の知れないカタマリや、ほぐれ切ったビニール紐がひらひらとゆらめく謎の看板がある以外は、何ブロックか更地の続くとおりを歩き続ける。

数メートル向こうに、旧市街地らしい建物。

人が住んでいるのか、店でもやっているのか、どれもこれもひっそりとしているが、次第にチラホラと人の気配のする建物が増える。

繁華街が近づいてきたのかもしれない。

古ぼけた建物から、建物そのものは古いが、お洒落な内装にリノベートした、稼働中の店舗が目に付き始める。

そのうちの一軒にフと興味がわき、その場に自転車を放置して、足を踏み入れる。

古着屋か雑貨屋のようで、ディスプレイには店主のこだわりを感じる。

2階にあがってみると、トイレのようだ。

ただ、トイレにしてはだだっ広い。

そして、薄暗い空間が、不思議なアンティークで装飾されている。

照明がおさえられていて、奥まではかろうじて見渡せるくらい。

置かれているアンティークも、かろうじてそれとわかるくらいに光を反射している。

便器だけは驚くほど平凡なもの。

用を足して外に出てみると、店が古着屋から蕎麦屋と銭湯のような場所に様変わりしていた。

木製のしつらえで統一された店内では、入り口から向こう側のカウンターで、湯上りらしい様子の、浴衣を着た当地客たちが、何か太い麺の蕎麦を食べている。

ずずず・・・と美味そうにすする音を聞いているうちに、自分もここで蕎麦を食べたくなる。

ただ、どうにも地元民らしい客ばかりだし、品書きも、値段も、店員もいない。

そのうち店の人間が出てくるだろう、と入り口に置かれた、籐細工の座椅子に座る。

目の前には何かの鉱石を切断した置物が安置されている。

とても巨大で、なめらかで、平板。

黒光りするその表面を眺めていると、これに映る自分の虚像が、ひどく疲れた様子でこちらを見返している。

「ウン、一風呂浴びていこう。そのあと、蕎麦を食べよう。」

と決めて、店内の、蕎麦屋のほうではなく、銭湯の番台のようになっているがわに足を踏み入れる。

番台は外国人で、「見ていくだけでもいい」と言ったので、更衣所に足を踏み入れる。

風情があって素敵だ。蕎麦も美味そうだし。

と思っていたが、ロッカー代金が驚くほど高く、観光客向けのぼったくり店だった。

つまんねーな、まあ、話のネタにはなるだろうから一風呂浴びて、蕎麦も食べていくが、二度は来ないだろうな。

・・・などと考えていたところで、目が覚めた。