ストーブの上でプデチゲ

プデチゲは韓国料理。

原語の漢字表記では、「部隊鍋」。

野営している兵士たちが、調達できるあらゆる食べ物をぶちこんだことこら来ている。

スパムミート、ソーセージ、もち、キムチ、色々な野菜、麵をぶちこんで大雑把に煮込む。

どこが気に入ったのか、韓国で初めて食べた嫁にすこぶる好評で、韓国料理屋に行っても注文する。

ただ、外食すると辛すぎるようで、いまのところお気に入りの店はないらしい。

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嫁が韓国の定番インスタントラーメン「辛ラーメン」を買ってきて、プデチゲを作ってくれ、と。

何だかよくわからないけど、灯油ストーブの上で焚きながら食べることになり、「戦後の闇市」ごっこをしながら鍋をつついた。

最近、袋入りラーメンを野菜と煮込んだものを嫁が気に入って、よく作らされる。

健康志向の嫁にしてはめずらしいが、キャンプみたいな貧乏生活なので、キャンプみたいに楽しむことを覚えたのだろう。

思えば大阪に住んでいた幼児のころ、おばあちゃんの家の窓から外を眺めていると、公園のホームレスが焚き火をはじめ、懐こら取り出したサッポロ一番を、裏返した鉄兜にためた水道水で、実に器用に調理して食べているのを見たのが、袋入りラーメンの原風景かもしれない。

祖母は「いや!ルンペンやわ、やらしい!中に入ってなさい!」と騒ぎ出したのに、僕が興味津々ながめつづけていると、「うまいことつくりよるな、やらしい」と祖母もある意味、感心してたな。

まさか僕が、古びた灯油ストーブでグチョグチョになるまで焚いた韓国のインスタントラーメンを妻とつつく大人になるとは思いもすまいw